WORKS NOTE

005 九州地震 被災者(受援者)の皆さんへ

005 子供たちの事

熊本を中心とした地震被害に遭われた皆さんに東日本大震災の被災経験が役に立てばと思い情報を発信します。系統立てて整理する余裕もありませんので、思いつく順番で発信していきますのでご容赦ください。

九州地震発災からほぼ10日
避難所生活も1週間を越え、被災者の皆さんもそろそろ避難生活のストレスやプライバシーの確保が出来ない状況からくる一種独特の疲労感も出てきていることと思います。

そして、それは大人だけではなくて子供たちも一緒です。
と同時に、彼らも大人達と同じように自分たちの身に降りかかったことを分かっています。
ただそれをうまく表現できないので普段よりはしゃいでしまったり、、逆に大人達に遠慮してくちをつぐんでしまったり。。。

このような大きな災害があると、子供たちは保護され、守られる側に置かれてしまいますが、大人以上に真剣に自分たちの街のこれからを考えていたりするものです。

そして、大人達の背中をじっと見ています。
自分たちにも出来る事がある。そうそう思って何かしたいと思っている子供たちも多いはずです。
更に言えば、大人達の邪魔にならないように遠慮している子供たちも多くいるはずです。

小学生、中学生、高校生、、どこまでが子供でどこからが大人なのかはさておいて、
こんな時だからこそ、子供たちを子供扱いせず、ひとりひとりの人間としてきちんと接し、きちんと向き合ってあげることがとても大切です。

東日本大震災後、私が手伝っていた避難所でこんなことがありました。
具合の悪そうにしているおばあさんが床に座り込んでいるのを見かけ声をかけようとしたとき、真っ先にさらに駆け寄って声をかけていたのは、ちょっと茶髪で格好もやんちゃな感じの若い子達でした。そして、支援物資が届いたと言えば真っ先に手伝ってくれたのも、彼らでした。
平時であれば世の中に反抗して悪ぶっている子達もやはり人間。
ありがとう。と声をかけたらその中のひとりがこう言いました。

周りの状況と考えながら《大人達の邪魔にならないように》自分たちに出来る事を探している。自分たちにはこんなことしか出来ないから。と。

邪魔にならないように。という彼の言葉が私の中で今も引っかかっているし、そんなことを言わせてはいけないと思っているのでこの時期だからこそお伝えしたいこととして書きました。

今はまだそんなことを考える余裕がないのも分かります。
でも、被災地が復旧復興していく過程で今はまだ子供といわれる子達がその地域の担い手になる。という視点をもって、彼らの役割を考えてあげることが《子供たちの心のケア》の第一歩になるんです。

どうか、未来の担い手たちのことを考えてあげて下さい。

その為に、ほんの些細なことでもいいから子供たちにも役割を考えてあげて下さい。
お願いします。

では、また書きます。

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